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工芸産地めぐり「琉球絣・南風原花織②」

琉球絣事業協同組合さんでのお話2回目です。

 

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藍の花が咲くと染め時

 

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真っ白な絹糸を染め始める

 

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初めはほんのり緑色

 

 

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少し待つと青みが増してくる

1日1回、20日で20回ほど繰り返しあの深い紺地になる。

 

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この状態から、お酒などを加えて発酵させて染料を育ててゆく。

藍は微生物で生き物だからお世話に気を使うとのこと。

 

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その他、草木染めもあり特に黄色は琉球時代最高位の色

絹に染まった光沢を帯びた黄色は確かに高貴なオーラを漂わせている

 

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古代から継承され、新しく生み出されてきた絣模様

新たなかすり模様を生み出すのが困難なくらい、シンプルで多様な模様が存在する

これらを調和させながら配置してゆくだけでも至難の技だ。

 

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デザインされた模様から、織るための糸を染める設計図

信じられないほど細かな作業が各工程にある。

 

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生産量の多い南風原ならではの風景。

 

王府解体後、明治期に民間にも藍染をすることが許可され景気の良い業種だったが

生活様式の変化に伴い、需要の激減、材の高騰、後継者の育成と生活など課題に直面し、

現代の生活の中に着物文化を残してゆくことは大きな課題となっている。

 

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高校卒業して家業を継いだ大城さんはこの道50年。

明治頃に開業し現代で三代目。

「それぞれの役割を信用、信頼してやっていかないとできない。」

ずっしりと心に響く台詞と共に、制作工程を説明していただく。

「絣で描かれているものは、動物、人、自然、生活用品、この四つ。」

絣模様には鳥、手、星、豚の餌箱などたくさんあり

シンプルな線でしか描けない制約の中、創造力に富んだ美しい模様の宝庫となっている。

「絣模様はデザインの原点」と、言われるのも納得。

 

【写真・文 東 将寛】